※管理人は愛蔵版六巻までの人間なので原作どおりではないやもしれませんよ!!
以下本編。
彼が、わたしが女だと知っていると。知ってしまった、今。
彼の行動のすべて確信犯にしか見えず、ただただ焦るのみ、なのです。
わたし。
そう、もう、くるしい。
愛の巣はワンルームにつき
以下本編。
彼が、わたしが女だと知っていると。知ってしまった、今。
彼の行動のすべて確信犯にしか見えず、ただただ焦るのみ、なのです。
わたし。
そう、もう、くるしい。
愛の巣はワンルームにつき
今夜も上下のベッドがここにはあり、
この部屋には二人だけだった。
それにも馴れた。
しかし。
……しかし。
ここ最近。
彼が。佐野が。
なんと言うか、大胆というか。
うん。
アクティブだ。
「……あの。」
「なに。」
「腕、苦しいんだけど………」
今日も今日とてホームスティ。
そりゃ一緒に寝られるのは、わたしも、嬉しい。
だけど。
佐野から背中にぴったりくっついて眠るこのスタンスは、大変心臓に悪い。
「芦屋」
「うん」
「それは我が侭だ」
どっちが!
反論をしようとしたものの、
「んっ」
更にギュッと、腰を抱きしめられた。
わたしたちは両思いだ。
佐野が好きだと言ってくれる以上に、私も佐野が好きな自信がある!
けど、
このアクティブさんは。
「腰細い」
「良い匂いするし」
「抱き心地もいい」
そんな理由でわたしを抱き枕にする。
「………そんなのセクハラだッ」
そう小さくぼやくと、
佐野は、
耳に唇を寄せて極力声を抑えて、
「嫌じゃないなら、セクハラとは呼べない」
と。
言葉にならない悲鳴を上げてじたばたするも、
すべて腕の中で押さえられる。
彼は上機嫌に笑い、
「おやすみ、芦屋」
ゆったりマブタを下ろすのだった。
この部屋には二人だけだった。
それにも馴れた。
しかし。
……しかし。
ここ最近。
彼が。佐野が。
なんと言うか、大胆というか。
うん。
アクティブだ。
「……あの。」
「なに。」
「腕、苦しいんだけど………」
今日も今日とてホームスティ。
そりゃ一緒に寝られるのは、わたしも、嬉しい。
だけど。
佐野から背中にぴったりくっついて眠るこのスタンスは、大変心臓に悪い。
「芦屋」
「うん」
「それは我が侭だ」
どっちが!
反論をしようとしたものの、
「んっ」
更にギュッと、腰を抱きしめられた。
わたしたちは両思いだ。
佐野が好きだと言ってくれる以上に、私も佐野が好きな自信がある!
けど、
このアクティブさんは。
「腰細い」
「良い匂いするし」
「抱き心地もいい」
そんな理由でわたしを抱き枕にする。
「………そんなのセクハラだッ」
そう小さくぼやくと、
佐野は、
耳に唇を寄せて極力声を抑えて、
「嫌じゃないなら、セクハラとは呼べない」
と。
言葉にならない悲鳴を上げてじたばたするも、
すべて腕の中で押さえられる。
彼は上機嫌に笑い、
「おやすみ、芦屋」
ゆったりマブタを下ろすのだった。
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